2007/11/01

ドミニオ デ エグレン エストラテゴ レアル ティント(ブラインドテイスティング:外す)

・テンプラニーリョ(エストラテゴ レアル ティント ドミニオ デ エグレン)\1239
・カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー(バロン・ド・レスタック)\1098
・メルロー(ヴァン・ド・ペイ・ドック:マルキ・ド・ペノティエ)\1180
・グルナッシュ、シラー、カベルネ・ソーヴィニヨン(VDT:オ・フィル・デュ・タン ヴェルジェ・デュ・スッド)\1000

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング

ドミニオ デ エグレン エストラテゴ レアル ティント ボトル ラベル
【外観】
かなり紫色が強く、マゼンタピンクを感じさせる色調。
濃く、深い透明度がある。
底がぎりぎり見えるくらいの透明感。
粘性は割りとあって、複雑な脚が多く現れる。
タンニンが良く溶けているようにもみえるが、雫には色素が結構残り、ちょっと安っぽく感じる。

【香り】
最初に、スパイスと有色の花の香り。
割と華やかで、フランスっぽさを感じる。
果実香は濃縮感があり、プルーンみたいな印象。
少し時間が経つと、むせ返るような動物香。
土っぽいというか情熱的というか、野趣あふれる感じというか。
テンプラニーリョの可能性もあるが、全体的には洗練されているイメージなので、フランスのローヌ品種を使ったものとメルローが怪しい。
だんだんタバコの葉っぱの香り、焦げ臭、カラメル臭などが出てきた。

【味わい】
タンニンをしっかりと感じる、収斂性のあるアタック。
セックで、ミディアムボディくらい。
酸味もほど良くまとまっていて、とても爽やかな印象がある。
余韻も細く糸を引くように続く。
最初のアタックではタンニンを強く感じるが、飲み終わりにはおとなしく、柔らかくなってくる。

【判定】
ほとんど今回安いワインなので、色味での判断は難しい。
透明感からいくと、バロン・ド・レスタック、メルロー、ローヌ品種のフランス勢が候補になるが、中でも特に、メルローとローヌ品種が怪しい。
香りのスパイシーさや動物的な印象でもこの二つに候補が絞られる。
若干、野性的なむせ返るようなアニマルな印象ではスペインがちょっと顔を出すが、決定的な要因にはならない。
あとは味わいでの判断。
柔らかく甘さを感じたらローヌ品種で、タンニンを強く感じる収斂性の強い飲み口だったらメルローじゃないか?
で、実際に飲んでみると、セックで渋みの強い印象。

ファイナルアンサーで、メルロー
で、ブーー

スペインでした・・
確かにちょっとテンプラニーリョっぽかったんだよな(言い訳)

【総評】
ドミニオ デ エグレン エストラテゴ レアル ティント(ノンヴィンテージ)
Dominio de Eguren Estratego Real Tinto (NV)

スペイン:リオハ地区
アルコール度:13%

リカーランドトップで、1239円で購入。

香りも複雑で厚みがあり、さらに飲み口はすっきり飲みやすい。
余計な甘さの無い切れ味のいい辛口で、ワインとしてとてもしっかり出来ている印象。
難点を言うと、色味がピンクっぽく、雫にタンニンが残って見た目が安っぽくいのが残念かな。
コストパフォーマンスはとても良く、1000円台前半ではお買い得感あり。

■楽天ショップへのリンク
http://item.rakuten.co.jp/drinkshop/003-0478-010/

※サイトより引用
濃い色合いのこのワインはドライプルーンやイチジク・ジャム、カシスやブルーベリーといった甘い香りがグラスを満たします。
果実味豊かで、イチジクやドライフルーツの様な甘味や甘いタンニンはビターチョコレートのような風味があり酸味と一緒に余韻に続いていきます。

「ロバート・パーカー大絶賛」や、朝日新聞土曜版で「スペインワイン第一位」など大変評判のいいワインですね。

【カミさんのコメント】
フツーの赤ワイン。
980円くらい? え? 1239円はちょっと高い。
バロン・ド・レスタックの方がまだいい。

カミさんは文句を言いながらも、結構飲んでました。
二人で飲むとボトル1本すぐ無くなるワインです。

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