2007/11/10

シャトー・モーガルニ ルージュ 2006(ブラインドテイスティング:外す)

・A.C.ボルドー(シャトー・モーガルニ・ルージュ)\1108
・カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:ヴィーノ・デ・アイゼキア)\1080
・グルナッシュ、シラー、カベルネ・ソーヴィニヨン(VDT:オ・フィル・デュ・タン ヴェルジェ・デュ・スッド)\1000
・グルナッシュ60% メルロー40%(ル・シャン・デ・オリヴィエール:蔵家さんオリジナル)\780
・マルベック(サンタ・アナ・マルベック)\698

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング

シャトー・モーガルニ ルージュ 2006 ボトル ラベル
【外観】
底がぎりぎり見える程度の深い透明感。
紫色がやや強い濃い色調。
粘性は強く、脚が多く現れる。

【香り】
すみれ、茎の部分のようなグリーンを含んだスパイス香。
カベルネ・ソーヴィニヨンが主体のボルドー的な香り。
フルーツはカシスくらいで、やや濃縮感のあるジャムのような印象もある。
ややケミカルな印象もある。
少し時間が経つと、ピノ・ノアールのようななめし革の香りが出てくる。
生っぽい動物香ではなく、薬品によって処理された革のような印象。

【味わい】
甘さの無い、セックな味わい。
酸味も程よく利いている。
タンニンは少なく、収斂性も少なく、やや滑らかで口当たりが良い。
余韻は短く、わりとすぐ消える。
少し塩味を感じる味わい。

【判定】
色合いではすべてが候補に入る。
香りはまさにカベルネ・ソーヴィニヨンで、しかもボルドーっぽい。
そうなると、チリとボルドーの二つに絞られるが、実はボルドーの方はセパージュが分からない。
確実にカベルネ・ソーヴィニヨンなのはチリの方。
しかも口当たりがやや滑らかで、収斂性が少ない点もやや新世界っぽい印象。
いわゆるチリカベのような果実香がしっかりとあって、濃厚な感じでは無いが、今回蔵家さんのお勧めなので、きっとボルドーっぽいんじゃないかと想定する。

ファイナルアンサーで、カベルネ・ソーヴィニヨン、チリ
で、ブー

ボルドーでした。

【総評】
CHATEAU MAUGARNIT BORDEAUX ROUGE 2006
シャトー・モーガルニ ルージュ 2006

フランス:ボルドー地方:ACボルドー
アルコール度:12.5%

グルメシティで、1108円で購入。

セパージュを予想すると、カベルネ・ソーヴィニヨン50%、メルロー30%、カベルネ・フラン20%、って感じかな。
キッコーマンに問い合わせ中なので、後日答えが分かる予定です。
(キッコーマンさんよろしくお願いします)

飲み進むと、ややピノ・ノアールのような印象が出てきますね。
ボルドーでピノ・ノアール的というとサンテミリオンのメルロー、カベルネ・フランって感じだけど、そうなるとカベルネ・ソーヴィニヨンじゃないじゃん!って事になってしまいます。
でもね、不思議とピノ・ノアールっぽい。
なんでしょうか?
香りは複雑で変化に富んでますが、飲み口はとてもすっきりとしています。
かといって、軽いとか水っぽい訳では無いので、割と楽しめるワインかな。
ただ、全体的にはやや痩せているというか、あまりリッチな感じでは無く、少しケミカルな香りがあるので、好みは分かれるところかもしれません。
個人的には割と好きなワインです。

【カミさんのコメント】
う~ん、いまいちかな。
値段は980円くらい?

【キッコーマン株式会社・お客様相談センターからの返事】
土曜日に問い合わせフォームから品種を問い合わせたら、月曜日には回答をいただきました。
どうもありがとうございます。
お問い合わせの「シャトー・モーガルニ ルージュ」のぶどうの品種はカベルネ・ソーヴィニヨン 60% メルロー40%になります。
詳細はボルドー南西部、アントル・ドゥ・メール地区(スーリニャック村)
辛口/渋味ほどよい/ミディアムボディ
特徴は繊細で果実味豊かな味わい。
よくとけたまろやかなタンニンが心地よいワインです。

セパージュ予想ですが、カベルネ・ソーヴィニヨン主体という点では合ってましたが、カベルネ・フランが入っている、という点で大はずれでした。
何となく、哲学的な深みと、ピノ・ノアールっぽさが、カベルネ・フランかな~と思ったんですけど、全然違いましたね。

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