2007/11/03

メルロー・デ・ペノティエ ヴァン・ド・ペイ・ドック 2004(ブラインドテイスティング:外す)

・カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー(バロン・ド・レスタック)\1098 C
・メルロー(ヴァン・ド・ペイ・ドック:マルキ・ド・ペノティエ)\1180 C
・グルナッシュ、シラー、カベルネ・ソーヴィニヨン(VDT:オ・フィル・デュ・タン ヴェルジェ・デュ・スッド)\1000 C

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

メルロー・デ・ペノティエ ヴァン・ド・ペイ・ドック 2004 ボトル ラベル
【外観】
濃い色調で、紫色が強い。
深い透明感があり、ぎりぎり底が見えないくらい。
粘性は強く、複雑に脚が現れる。
タンニンはキレイに溶けている感じだけど、ほんの少し雫に色味が残る。

【香り】
硫黄の匂いを最初に感じる。
少しケミカルなやや薬箱的な印象。
ちょっと時間が経つと、ミント系のややフレッシュなスパイス香とスミレの印象になり、土っぽい動物香を感じる。

【味わい】
セックで収斂性を感じるアタック。
酸味のバランスが良いが、やや硬質で堅い飲み口。
余韻は短く、苦味の印象が強く残る感じ。

【判定】
外観では、3つとも候補になる。
香りの印象になると、動物香が強く、カベルネ・ソーヴィニヨンが外れる。
メルローと、グルナッシュ、シラーのローヌ品種の二択になるが、これといって決定的な要因が見つからない。
とにかく、硫黄の印象が強くて品種を特定しにくい。
飲み口で、収斂性が強ければメルロー、甘さの印象が強く穏やかだったらローヌ品種と決めて、口に含んでみるが、収斂性が強く、ほんのり甘さを感じる味わいで、ますます分からなくなる。
迷いながらも、グラスを回しているとだんだんスパイス香が。
このスパイス香はローヌ品種かな・・・

ファイナルアンサーで、グルナッシュ、シラー
で、ブー

ああ、やっぱりメルローだった。

【反省点】
なんと!今回また外して、6連敗。
ワインエキスパート試験受かっても、ワインの修行はまだまだ続きますな。

メルロー・デ・ペノティエ ヴァン・ド・ペイ・ドック 2004
MERLOT DE PENNAUTIER VIN DE PAYS D'OC 2004

フランス:ラングドック地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック
アルコール度:13%

ヴィノスやまざきで、1180円で購入。

堅く閉じているのかな?
打ち解けず、硫黄のバリアが他の香りを閉ざしている印象。
スパイス、動物香、スミレの香りなど複雑な要素をもっているが、それもすべてバリアされているように感じる。
味わいはフレッシュで、清涼感もあって悪くないのだけど、やや荒々しく、まとまり感がない。
基本的にはしっかりとしているので、良いワインなのかな、と思うんですけどね。
とはいえ、普通に飲んでちょっと飲みにくいワインである事はたしか。
あまり一般受けするようなイメージでもないし、人におすすめしにくいかな。

【カミさんのコメント】
あまり好きじゃない。
880円くらい? 1180円はちょっと高い。

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