2007/08/12

ルイ・ラトゥール キュヴェ・ラトゥール・ルージュ 2004(ブラインドテイスティング:外す)

・ピノ・ノアール(ブルゴーニュ:ルイ・ラトゥール)\1943
・カベルネ・ソーヴィニヨン50%、メルロ50%(オー・メドック・ド・ジスクール97)\1880
・シラー(ローヌ:ドメーヌ・ダンデゾン)\1690
・カベルネ・フラン(シノン)\930

の4本のうちから1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング

ルイ・ラトゥール キュヴェ・ラトゥール・ルージュ 2004 ボトル ラベル
【外観】
透明度の高い
健全な外観
紫色を帯びた
ルビー色
複雑な色調
粘性は強い
若々しさのある外観

【香り】
若々しいアロマに満ちた
豊かな香り
カシス
ブラックチェリー
フルーティ
腐葉土
なめし革
黒こしょう

【味わい】
なめらかな口あたり
若々しさを感じるアタック
やわらかい酸味
辛口の
溶けたタンニン
若々しい味わい
現在飲み頃に入っている
余韻は5秒以下
爽やかで軽快なアタック

アルコール度:12.5% ×13%
収穫年:2004年 ○正解
飲用温度:15℃ ○正解15~16℃
相性のいい料理:豚の網焼きトマト添え ×サンジョヴェーゼで選択された料理
正解:鴨のロースト カシスソース、コック・オー・ヴァン、プレス肥鶏のフリカッセ

【判定】
明らかに明るい外観、ほぼピノ・ノアール。
逆にちょっと明るすぎるくらい。
粘性は割りとある。
雫にタンニンも残らず、キレイに溶けている感じはやや高いワインを想定させる。
香りは、イチゴからチェリーのフルーツ香になめし革の香り、ここでもピノ・ノアール。
でももう一つの選択肢としてはカベルネ・フランがあるかも。
やや重く、スパイシーな香りがカベルネ・フランかなと思わせる。
ブルゴーニュっぽい華やかな印象は無い。
味わいは、シンプルでドライ。
余韻は短い。
とても美味しいのだけど、ちょっと安いワインも想像させる。
でもアルコール度が割りと高いようで、飲んだときのアタックはしっかりしている。
余韻は短いが、切れの良い後味で、キレイに消える。
とても上質なワインである事は確か。
ブルゴーニュのピノ・ノアールと考えるとちょっとシンプル過ぎるかも。
もし、シノンだとしたら、とってもお買い得なワイン。
ピノ・ノアールの確率がとても高いが、
特徴的なスパイシーさと、やや重い印象、それに短い余韻にシンプルな味わいで、
ここは勝負に出てみる。

ファイナルアンサーで、カベルネ・フラン
で、ブー

やっぱり、ピノ・ノアール、とほほ。

【反省点】

■香りで不足の項目
・濃縮感のある →あまり感じない
・イチゴ →ピノ・ノアールは入れるべきかも
・すみれ →あまり感じない
・カラメル →時間をおくとカラメルっぽい香りが出てくる
・ジャムのような濃縮感 →あまり感じない
・木樽のニュアンス →あまり感じない
・シンプルな香り →このワインには当てはまらないか

■香りで余計な項目
・黒こしょう →オーストラリアのピノ・ノアールで一度入っているが、今回は違うかも

■味わいで不足の項目
・バランスのとれた →必ず入れるべき項目
・しなやかな口あたり →いままで、ピノ・ノアールはすべて入っている、入れるべき
・フレッシュな酸味 →ピノ・ノアールでは入る確率高し!
・軽く心地よい →ピノ・ノアールでは入る確率高し
・心地よい渋み →ピノ・ノアールでは入る確率高し


Louis Latour Cuvee Latour Rouge 2004
ルイ・ラトゥール キュヴェ・ラトゥール・ルージュ 2004
■楽天ショップへのリンク
http://www.rakuten.co.jp/kobusiya/428768/437697/488559/

※サイトより引用
ブルゴーニュ地方を産地としたピノ・ノワール種を使用し、その特徴であるスミレのような香りと繊細な味わいをよくあらわし、十分に満足のいく品質に仕上げられている赤ワインです。

やはりスミレなのか。。

■楽天ショップへのリンク
http://www.rakuten.co.jp/higuchiwine/504758/511392/508513/

※ヒグチワインさんのサイトより引用
「ルイ・ラトゥールの目指すワインのスタイルは次のようなものです。赤ワインに求めるものは繊細さ。ピノ・ノワールの色が濃すぎないこと、タンニンが強すぎないこと。
したがって赤ワインを醸すとき、発酵期間を他社が通常3週間のところ、10日間と短く設定しています。もちろん色を濃くしようとすれば、例えば、発酵期間にワインとぶどうの皮とのコンタクトを長くすることで可能です。しかしながら、あえて発酵期間を短くすることで、味わいに繊細さを残すことができ、またピノ・ノワールがもつぶどう本来の魅力が、自然に溢れ出てくるのです。」
 つまり、ルイ・ラトゥールの赤ワインの色の薄さは狙って造ったものだということです。このことにより世界の料理の中でも、最も可憐で上品ともいえる“和食”の味わいを邪魔することなく、むしろ引き立て役として最良のパートナーになるとも述べています。

なるほど納得です。
あえて明るい色調のワインを作るってところは非常に共感できて、とても興味深く、ルイ・ラトゥールの他の赤を飲んでみたくなりました。
しかし、ピノ・ノアールを外すなんて、夏休みの一週間さぼったのがマズかったかな。。。

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