・メルロー、マスカットべリーA(ルバイヤート)\1590
・サンジョベーゼ(プーリア V.d.T.I.G.T.)\1200
・カベルネ・ソーヴィニヨン(南ア KWV)\1103
・メルロー(ウッドブリッジ モンダヴィ)\850
の4本のうちから1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング
【外観】
明るい、ぎりぎり底が見えるくらい
ただ色がちょっと不思議な雰囲気
黒っぽい透明感というか、紫が弱く、ややオレンジ傾向にある感じ
輝きがあり、粘度も高そう、13%くらいか
(正解は12%、大外れ)
【香り】
最初にふっと香るキャンディーのような甘さを感じるフルーツ香
それからはスモーキーなややグリーンのイメージの香りが立ってくる
煙たいような埃っぽいような
でも動物的な印象ではない
【味わい】
スマートな印象のアタック
酸味が特徴的に舌の両脇に残る
余韻はそれほど長くない
タンニンは強くない
【判定】
外観では、ルバイヤートかサンジョベーゼ。
香りのイメージではカベルネ・ソーヴィニヨン。
煙たい感じ、グリーンっぽい感じ。
南アフリカだし、透明感が強いカベルネ・ソーヴィニヨンもあるし、
決まりかなー、と思ったところで、飲み口が何となくそれっぽくない。
タンニンがとてもおとなしいせいかもしれない。
ちょっと頼りないくらいの印象のタンニン。
そうなるとまた最初に戻って、ルバイヤートかサンジョベーゼだが、メルローが入っているルバイヤートは違うかなー、っていう印象。
だってメルローっぽさを感じないもの。
しかもなんだか先日テイスティングイベントでサンジョベーゼをたくさん飲んだけど、この飲み口は何となくサンジョベーゼっぽく感じてくる。
ファイナルアンサーでサンジョベーゼ。
で、ブー。
なんと、ルバイヤートでした。
【反省点】
色に特徴がある。
透明感があるのだけど、黒さを感じる。
香りも時間が立つと、メルローらしい香りもしてくる。
というか、この煙っぽい、埃っぽいような感じはマスカットベリーAの持っている、例の、フォクシーフレーバーってやつかも。
このワインは、その香りをうまく役立てているように感じる。
しかし特徴的なのは、ジュースのようなキャンディのような甘い果実香。
この香りは他のワインでは明らかに感じないテイストなので、間違ってはいけないポイントかも。
ルバイヤート ルージュ 2004
http://www.netyokocho.jp/wine-nagasawa/goods/22/
※サイトより引用
完熟したメルロー種を中心にマスカットベリーA種をブレンド。
タンニンの効いたミディアムボディーのワイン。
比較的油っこい料理や、又大トロ、中トロにも合い、早くから飲める赤ワインです。
時間がたってくると、カラメルのような香りも出てくる。
しかし、時間とともに香りもいろいろな表情を見せて、楽しめるワイン。
品質は大変良いのではないだろうか。
和食にも良く合いそう。
グラスに少量残ると、日本の赤ワインって感じになる。
ベッコウアメのような甘ったるい感じ。
そこに、スモーキーなニュアンスが残っているのがまだ救い。
しかし、グラスが空になっても香りが残るのは、やはり日本のワインとしては画期的かも。
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