2006/09/30

Dominique Laurent Mercurey 1er cru Les Saumons 1997 ドミニク ローラン メルキュレ プルミエ・クリュ レ ソーモン 1997

Dominique Laurent Mercurey 1er cru Les Saumons 1997
ドミニク ローラン メルキュレ プルミエ・クリュ レ ソーモン 1997

国:フランス
地方:ブルゴーニュ
AOC:メルキュレ
輸入業者:不明(たぶん蔵家さん)
買った店:町田の蔵家さん
※最近行ってなくてすみません

価格:2980円

3年前くらいに買って、
我が家のセラー(本当はワインクーラー)に入っていたもの。

ドミニク・ローランは何本か飲んだけど、あまり印象に残っていない。

新樽200%、で有名ですよね。
最近、樽香に対してやや批判的になってきているので、ちょっと時代遅れの味かも、って思ってあけたんですが、やはりしっかり作っているブルゴーニュはおいしい。

デキャンタに移した時の色の印象は、まさに「黒」でしたが、グラスにいれると割りと透明感があり、少しオレンジっぽくなっている色。
この透明感がとてもいいですね、ピノノアールは。
※ドミニク・ローランのものはオリある事が多いので、デカンタージュしました

最初は硬く、鉄のような、鉱物のような印象で、かなり収斂性のある飲み口。
飲むとやや甘さを強く感じる、全体的にフルーティ(ジャムのような)印象。

飲みすすんでいくとだんだん良くなってきました。

ピノノアールって、やや萎れたようなバラの香りと、なめし皮、動物的な香りが印象的だと言われてますが、まさにそんな感じ。

グラスの残りが少なくなると、樽香がふわっと香ってきます。

最後の一口の印象は、
香りはなめし皮に金属のビスが打ってあるような、たとえばバイクのサドルのような印象。
飲み口は収斂性が強く、やや人工的な印象。
インクとか、あるいは石油製品のニュアンスを感じる。
そう書くとなんだか美味しくなさそうだけど、とても好印象、深みを感じる。

しかし、なんでしょうか、いつもブルゴーニュを飲むと思うのが、とても美味しいんだけど、喉に渋みが残る。

アメリカのピノノアールなんてそのへん心得たもので、滑らかな口当たりで後味もいいものが多いですよね。
まあ、それはそれで、つまらないものも多いんですが。

我が家的な感想では、ピノノアール(とくにブルゴーニュ)は神経質でとっつきにくい。

1年間ピノノアールばかり飲み続けた年もありましたが、最後までピノノアールを理解した!というところまでいきませんでした。

いつも、なんかつかみきれない。

でもとても魅力的。

その不思議で深いところがブルゴーニュのピノノアールの本質でしょうか。

一生、ピノノアールの深みを探っていきたいとおもいます。

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